回路図です。きわめて簡単です。5V→3.3Vのロジックレベル変換を行う 74LVC125 がCPUのポートとマルチメディアカードの間に入っているだけです。「マルチメディアカードモード」ではなく、「SPIモード」で動かすので片方向バッファで済みます。
(ただし、将来的にはSPIモードは無くなるらしいので、いずれマルチメディアカードモードで動かせるように回路を直したいです)
部品面です。CPUボードはビーリバーエレクトロニクス社のものを使うことにしました。ベストテクノロジ社のでもいいんですが、最初は大きいほうが配線とかやりやすそうだと思ったので。
右上の小さい基板が74LVC125用のピッチ変換基板です。もう一個74LVC125を乗せる余裕はありますので、マルチメディアカードモードで双方向バッファが必要になったら乗せようと思います。
右下の基板がマルチメディアカードソケット基板です。
真ん中が思いっきり開いていますが、あとでここにCRTCを乗せて、この基板をマイオリジナルパソコンの実験用基板にしてしまおうともくろんでいます。あとキーボードを付ければかなりパソコンらしくなりますよね。PS/2キーボードを付けるのがもっとも手っ取り早いですが、ファミコンのようにジョイパッドだけ、ってのもありかな、と思います。また、私は以前からテンキー+α程度のオリジナル小型キーボードも考えていて、それも選択肢に入っています。
はんだ面です。回路図をみてもわかるように、配線量は少ないです。こんなに簡単に出来るんだったらもっと早くやればよかった。
稼動中の全景です。
今回テストに使ったマルチメディアカードです。サンディスクの64MバイトとI/Oデータの16Mバイトです。どちらも動きました。
いつものことですが、配線が終わったら、電源を入れる前にしつこいほど入念に配線ミスが無いかどうかチェックします。ミスがなければ動かしてみましょう。なお、テストに使うマルチメディアカードには重要なデータを入れておかないでください。この回路の製作及び使用は、各自の自己責任で行ってください。
さて、今回は無謀にも、オールBASICでアクセスするプログラムを作りました。ちょっと量が多いので別ページにしました。これを動かすにはCPUの内蔵ROMにあらかじめ「超ミニBASIC for SH7047」を書き込んでおく必要があります。書き込んでいない人はマルチメディアカードを挿す前に書き込んでおきましょう。
以上の準備が終わったら、電源を入れなおしてBASICインタプリタを起動します。マルチメディアカードは、電源を切った状態で挿しても、電源を入れてからセクタダンププログラムを走らせる前に入れても大丈夫なようです。
BASICインタプリタが立ちあがったら、このページにあるセクタダンププログラムを入力してください。RUNすると、
Sector No.?(-1:END) |
せっかくマルチメディアカードを動かせるようになったのに、マルチメディアカードは縮小傾向なんですね。みんな上位規格のSDカードになっちゃって・・・ SDカードは厚いので、マルチメディアカードソケットに入りません。
サンハヤトさん、お願いです。早くSDカードソケットの付いた基板を出してください。
・・・すみません、もう出てるんですね。今日サンハヤトさんのホームページ見て気付きました。ごめんなさい。今度アキバに出たとき探してみます。