もう一つ、私がJavaに感じている魅力は、コマンドプロンプトで走らせるCUIベースのプログラムもわりと簡単に作れることです。DelphiなどではGUIベースのプログラムは簡単にできるのですが、コマンドプロンプト用のCUIプログラムを作ることはできず、しょうがないのでGUIベースでCUIライクなプログラムを作ることのになるのですが、それがかえってとっても面倒くさいことになります。
ちょっとした簡単なプログラムで、グラフィックなど不要で単に計算結果を文字で表示すればいいような場合、DOS時代のCUI環境の、C言語ならprintf、PASCALならwritelnで簡単に表示できたのに、Windows時代のGUI志向のプログラム言語だと、いちいちウインドウにキャンバスを配置して、グラフィック座標を意識しながら文字を出力する、みたいなかなり大げさで面倒くさいことになってしまいます。
その点、JavaはSystem.out.print()などで簡単に文字出力できます。比較的新しい言語であるにもかかわらず、かつてのCUI全盛時代のプログラム言語のようにCUIベースのプログラムも気軽に作れるようになっています。
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