タイと日本のお正月




 
箱根方面から見た富士山

  
今年も早々と富士山を拝んできましたが、
”富士山はやっぱりきれいだなあぁ”だなんて
日本人っぽく感動しては、
何かご利益があるのではとちゃっかり
期待を胸に帰ってきました。
我が家は回りに高層ビルが何もない為、
冬の澄み切ったお天気の日は 
はるか遠くに富士山を見る事ができますが、
近くからの迫力はやはり格別ですね。
それ以外にも冬には遠くの山々のシルエットが
ぼんやり見える日があり
地理の時間に習った関東平野を取り囲む山々を
何故か思い出しては閉所恐怖症の私は
何となく圧迫感を感じてしまいます。
それに比べタイは見渡す限り平野が続き、
どんなに目を凝らして遠くを眺めても何も見えず、
とても開放的な気分になったものでした。
険しい地形の日本に比べ、このどこまでも続く平地が
タイ人の温和な性格を形成しているのでしょう。
勿論北の方へ行けば、多少山が有り、
気温も下がって過ごしやすいそうですが・・・

日本でも温暖化の影響と最近の好天に恵まれ
比較的暖かいお正月を迎えているせいか
又元旦から開いているお店が多くなり始め、
普段の生活と何ら変わりないせいか
あまり年の瀬やお正月を感じなくなって
しまっているような気がします。
タイでは大半のタイ人にとってのお正月は
4月のソンクラーンであり、
又タイにかなりいらっしゃる華僑の方々にとっての
お正月は1月下旬の春節である為
暦が替わるという事以外、
取り立ててお目出たいことでも
変わった事でもないようです。
それでも在タイ時には無理やり
お餅を食べてみたりして
家族で気分を盛り上げてみたものですが、
決してそれ以降は食べたいとも思わず、
日本料理屋さんでBGMが春の海だったり、
お料理にお正月アレンジが加わっていたのを見て、
ほんの少し感激したものでした。














冬サーファー
帰り道で遭遇した湘南サーファー
キムタクや坂口憲二の影響でもないでしょうが、
こんなに波のない冬の海に大挙してサーファーが
いるとは思いもよりませんでした。
冬でも暖かいタイではまずこのような
ウエットスーツを着た集団が
海にぷかぷか浮かんでいる事など絶対無いので
子供達も初めて見る光景にびっくり。
しかもこの写真に写っているのは
たまたま少ない部分で場所によっては
果たしてこれでサーフィンができるのかしらと
いらぬ心配をしてしまうほど芋洗い状態

かつてトリコロールカラーやハマカジ
そしてサーファーが流行っていた頃なら
いざ知らず(年齢が分かってしまいますね)
リストラや倒産が相次ぐこのご時世に何で?
でもよくよく見るとあの頃若かった
往年の方々が多く見受けれられ、
妙に納得してしまいました。

でも若者はこの時期
一体何をしているのでしょうね。







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(Jan. 2004)