ウィークエンドマーケット

観光ガイドなどでも御馴染みウィークエンドマーケット
(別名チャトチャック)の私流楽しみ方





 ここは文字通り週末のみ開催するマーケットで、人間以外は何でも売っているのではないかと思うほどの品揃え、
一日では回りきれず、何処も同じような間口のブースが混在している為すぐに迷い なかなか出て来れない魔境。
でもその活気たるや、年末のアメ横に勝るとも劣らない程。

 臭い、狭い、汚いの三拍子揃った上に、タイの暑さが加わるこのマーケット(ちょっと想像してみてください)が
殊のほか好きな私は在タイ中は勿論、帰国後もタイ旅行の際には必ず土・日をかけて行くようにしています。

 以前は雨でもないのに足元がぬかっていて靴はドロドロ、服にもあの異臭が染み込んでなかなか落ちないので
チャトチャック用の決め服で出かけたものでしたが、最近では外国人誘致の一環で大分きれいに整備されてきているの
身軽な服装であれば大丈夫。



 行き交う人の肩が触れてしまうほどの狭い通路、その両側に所狭と立ち並ぶお店、
何言っているのか分からないがやたら大きな客引きの声に圧倒されていてはいけません。





お花の資材屋さん通り


いざ出陣!!

 だいたいエリア毎に扱っている商品が決まっているので、全部見ようだなんて大それた考えはさっさと捨てて、
今日はこれとこれと言うように2−3項目に絞りそこへ挑みます。
同じようなお店の場合、タイ人が多く出入りしているお店にターゲットを絞って値段交渉。
絶対言い値で買ってはいけません。
かなりの観光客価格を吹っかけてきていると肝に銘じてください。
それぞれのお店での値切りもこのマーケットの楽しみの一つでもあるのですが、限られた旅行ではその労力も時間も
ないので我慢するしかないかもしれませんね。。
全ての商品が市価よりはずっとお安く手に入りますが、傷があったり埃まみれだったりしてやっぱりそれなりな物も多く、
時間の許す限り要チェック。
お値段の張る物は一度に決めず、何度か足を運び、お店の人と仲良くなるのも一つの手です。






ベンジャロンの器屋さん



マーケット内の屋台



 かつてはタイ庶民のマーケットだったチャトチャックも、かのBTSの開通により観光客も簡単に行けるようになり、
最近では国籍の比率がだんだん変わってきているような気がします。
又数年後には地下鉄も開通し、その駅がマーケット内にできるとあって益々便利になることでしょう。
ただそのせいかこの所、やたらに小奇麗なお店が出現したり、価格もやや高くなってきてちょっと残念。
 それでも今ではマーケット全地図が頭に入っている自称”チャトチャックの達人”の私にとって
ほんの少しタイ人のパクチーパワーを実感でき、予期せぬ掘り出し物に時々出会うチャトチャック巡りは
やっぱりやめられません。

皆さんも是非いらしてみてください。それなりの覚悟で・・・


 


(Nov.2002)

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