1. Pilot Of My Dreams これ以上ないというくらい THUNDER らしい曲ですね。 この曲は7月にラジオで聴きました。新譜から聴いた一番最初の曲だったのです が、これを聴いただけでもう、新譜の出来に不安がなくなってしまいました。 こういう明るくてミドル・テンポの、広がりのあるような曲というのは、彼らの 真骨頂、持ち味が一番出るタイプのものなのではないかと思います。 彼らの最強の武器である Vocal の Danny Bowes の声が映える名曲です。 間奏のマイナーキーの Solo もナイス。 歌詞がちょっとエッチっぽいのもらしいなぁ、と。:-p 唯一残念なのは、イントロの Bass を弾いているのが Mikael Hoglund ではない ということです。彼が弾いていたら、Live では絶好の見せ場になって凄く格好 良かったのになぁ。 2. Living For Today これはびっくり!の Luke Morley(g)、Lead Vocal を取る!とか思ったら頭の部 分だけでした。いやしかし、最初は本当にびっくりしました。Luke が THUNDER で自分から Lead Vocal を取ることがあるとは思わなかったので。Live で Luke のコーラスの声を拾って聴いたりしたこともあるので、特に違和感があるという わけではないですが。彼の Vocal も結構シブくてカッコ良いです。 で、この曲は非常に気に入っています。歌詞にも凄く共感できます。 刹那的と言えなくもないけれど、人生って結局日々が積み重なっていくものな のだから、今日を大事に生きなければいけないと思うのですね。うん。 曲自体は今までにない音色で新鮮でした。Drum の力強い音が良いですねー。 早く Live で、Harry James(d) の叩く生の音で聴きたいです。カッコいいだ ろうなー。 3. Love Worth Dying For Danny の十八番の Ballad。 お約束の展開で、聴きながら「ここで Ben(Matthews(g,key))の Organ!」と 思ったらちゃんとそこで Organ の音が入るので、思わず笑ってしまいました。 これは是非 Live で聴きたいですね。 歌詞を読んで、私から彼らにこの曲を捧げたいと思ってしまいました。*^.^* 4. Don't Wait Up Funky な感じの曲ですね。3rd の "Fly On The Wall" に通じるかな。こちらの 方はミドル・テンポで、場末の Pub で聴いてみたいなーって感じです。 途中、曲調が変わる所がまた粋ですね。そう、カッコ良いというよりは粋という 言葉の方がぴったりくるような気がします。 女声コーラス、Ben の Piano もバッチリはまっていて文句無しです。 この曲の Video Clip の未完成バージョンというのを先日テレビで見ましたが、 これがもう大笑いでした。早く完成版が観たいです。 歌詞はちょっとキツめで、「何があったんだ Luke」と思ってしまいました。 # そりゃまぁイロイロ、とか言いそう。(笑) 5. Something About You 脱退した Mikael Hoglund に宛てて書かれた Message Song。 最初に歌詞を読んだ時は、ちょっと泣き入っちゃいました。Mikael は本当に 大好きな Bassist だったものですから。当分この曲は平常心では聴けないと 思います。(聴く度泣いてる。(^-^;) それにしても、結構内容がキツくて、こんな曲入れていいのか、と思ってしまい ました。まだ Mikael には聴かせていないそうですが、聴かせたら彼は泣いてし まうんじゃないでしょうか。 それにしても、こんなに惜しまれて脱退した人も珍しいですねー。 できることなら、今回は産休ということで次回から復帰してくれないかなぁ。 この曲は、是非とも Sweden公演で演奏していただいて、Mikael に心変わりして 欲しいです。 6. Welcome To The Party 説明不要の楽しい曲。右側で始まる Guitar の音を聴くと、1st の "She's So Fine" を思い出しちゃいますね。もしかするとこの曲が今回の Tour の1曲目 なんてことがあるかな。楽しくて良いかも。 歌詞は皮肉たっぷりの、これまた彼ららしい内容で、思わずニヤリという感じ。 一番盛り上がるところの SE は何かな?演説のような感じですね。 この曲は昨年12月の、Mikael の最後の Tour の時に演奏されていたので、彼が いる間に書かれた曲です。 7. The Thrill It Of All タイトルから想像していたのとまったく違った、ミドル・テンポの曲でした。 もうちょっと早い感じの曲かと思ってました。 内容は男女間の感情のようですが、昨年のマネージメントやレコード会社との トラブルについてかな、という気がしないでもないです。 女声コーラスの使い方がこの曲もなかなかカッコ良かったです。 8. Hotter Than The Sun これまでには、ここまで Funky な曲はなかったので、結構驚きでした。 Luke はこの曲が今一番気に入っているそうです。 内容は、まぁ読んだ通りというか、あー、はいはい、という感じ。(笑) Luke が気に入っているというからには Live の Set List に入るのだろうと 思いますが、これを Live で演るとどういう感じになるのか、興味深いです。 9. This Forgotten Town 前作の "It Happend In This Town" の続編のような雰囲気の、悲しげな曲で す。Danny の声が切なく響きますね。(; ;) Live で目を閉じて歌う Danny の 姿が目に浮かんできます。Acoustic Set などがあったら映えそう。 10. Csmetic Punk この曲も最初に聴いたのはラジオだったのですが、最初に思ったのが「何じゃこ りゃ〜!」でした。(^.^; 今までの曲にはまったく無かったタイプの、異質な雰囲気のある曲ですね〜。 私は DEEP PURPLE は詳しくないので、"Fireball" と言われてもわからないの ですが(今度聴いてみよう)Ben の Organ の音がイカにもそれっぽいし、曲調 自体も確かに PURPLEっぽいと思います。 以前 Live で PURPLE の曲も Cover していたことがあるので、メンバーは結構 PURPLE も好きなんだなー、と思いました。 11. You Can't Live Your Life In A Day 語りかけるような Danny の声に涙させられてしまう曲です。 歌詞に目を通す前に何度も聴いたのですが、聴いていると、暖かい、心が休まる ような感じがして、新譜の中でも特にお気に入りの1曲となりました。 歌詞の内容は友人に対してのメッセージのような感じですが、彼らは自分自身に 対してもこう言い聞かせているのではないかと思います。歌詞を書いているのは Luke だけど、メンバー全員、そしてこの曲を聴くファンにも、似たような体験、 共感できる思いがあると思います。ただ、その詞を、聴き手にこれだけの表現力 をもって伝えられる Band はそう多くないのではないでしょうか。 この曲は前作の時に書かれたものだそうですが、日の目を見て、聴くことが出来 て、本当に良かったと思います。 12. Too Bad(日本盤ボーナストラック) う、うーん、ボーナストラックだなー、という感じの曲。(^.^; イントロの感じが "All The Way From Memphis" っぽいですね。 Ben のこういう感じの Piano の音って大好きです。彼は Live でとても楽しそ うに弾いてくれるし。でも、きっと演らないだろうなぁ。 13. Moonlight Club (Hidden Track) ノーコメント。(笑) どうせなら何か1曲ちゃんと演って入れてくれれば良かったのに〜。 でも、そんなコトしたら Sweden にいる崇拝者の攻撃が怖いかしら。(^-^; ----- というわけで、とんだ長文となってしまいました。(_o_) いやしかし、スルメな Album です。なんか来日公演までこればっかり聴いて そうな自分がコワい…。 過去の Album は発売順で好きで 1st が1番なのですが、新譜は2番になるん じゃないかという気がしています。 で、褒めてばかりだったので、ここで一つ残念だったことを。 Bass の音が過去の作品に比べて弱いような印象があるのです。 個人的に Bass の音が好きなので、何回か聴いた後ではどうしても Bass の音 を拾って聴いてしまうせいもあるのでしょうが、少々気になってしまいました。 弾いているのが Luke なので、仕方がないと言えばそれまでだし、上手いとは 思うのですが、音そのものが過去の作品に比べると物足りない。 Mikael も Snake も芯の太い輪郭のはっきりした音だったので、新譜を聴いて いると、どうしても音が甘いと思ってしまうのです。曲作りには参加できなくて も、せめて録音だけでも Mikael に参加してもらうか、Mikael や Snake のよう な音が出せる人に弾いて欲しかったです。 この Bass のことを除けば、新譜は大変気に入っています。 何でもいいから早く Live で新譜の曲を聴きたいです。って、毎回言ってます ねぇ。THUNDER の Live の中毒なものですから…。(^-^;;;; この Album、聴いた方いらっしゃいましたら、是非感想をお聞かせください。