ディティールを作る(第2弾)

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・「ぱんつ」を作る

 なんかハズカしい章題だなぁ(^^;;; しかしパンツを作らないわけにはいかないので(スカートの下に何もはいてない、ってわけにはいかないでしょう)、作ります。体操着バージョンの時は、スカートをうまく作る自信がなかったので「ぱんつ」になるはずのものが「ぶるまー」になってしまったのですが、こんどこそちゃんと作ります。

 まず、細マジックなどでパンツのラインを書きます。



 次に、そのラインをプラ板カッターなどで彫ってミゾにします。ミゾの幅・深さは次に述べる丸プラ棒が半分埋まるくらいです。



 パンツの縁、および布の継ぎ目には丸プラ棒を使います。今回はエバーグリーン社の丸棒・パイプ7本セットの中の0.66mm丸プラ棒を使いました。エバーグリーン社のプラ棒は、大きな模型屋さんにはたいてい置いてあります。

エバーグリーン社の袋
中身はこんな感じ

 ちなみに、体操着バージョンではブルマーの縁をラッピングワイヤ(基板配線用の電線)で作っていました。当時はあまり深く考えずに手近にあった材料で適当に作ってしまったのです。ラッピングワイヤでなにがまずいかと言うと、

  • 被覆がテフロン系の樹脂で、プラスチック用の塗料がのらない
  • ヤスリがけ等による修正はほぼ不可能

ということです。塗料をのせるためには被覆を瞬間接着剤でコーティングする、というかなり面倒くさいことをやりました。また、修正の問題については、体操着バージョンは幸運にも一発でほぼ思い通りの形になったのですが、もし修正の必要が出てきたら・・・といま思うと恐ろしくなります。



 次にミゾにプラ棒をはめ込み、瞬間接着剤で軽くくっつけます。あとでポリパテでしっかりくっつけますので、瞬間接着剤は要所要所にほんの少しつけるだけで十分です。ここで瞬間接着剤でしっかりくっつけてしまうと、修正したくなったときに結構困ります。
(プラ棒をはめ込んだ直後の写真は、うっかり撮り忘れていました。ごめんなさい(^^;;;)

 そして、プラ棒とミゾの隙間をポリパテで埋めます。



 これで一応パンツの形はできたわけですが、「原作者のコダワリ」としてリボンを付けることにします。どうせスカートで見えなくなるのですが、原作の絵では付いていることになっているので(^^;;; 作り方は階級章や肩章と同じように、まずポリパテを多めに盛って削り出します。



と、いうわけで今回の成果。