・SH版はイエローソフト社の開発ツールで作成しているため、ROMに書きこむファイルの形式が .mot ではなく .s です。
ご使用の際には .s 形式のファイルをROMに書き込むことができる環境が必要です。 .mot形式用のブートモード書き込みソフトやROMライターでは書き込めないので注意してください。
・内蔵I/Oアドレス定数の名前、値、機能が全く異なります。
・SHはワード単位、ロングワード単位でアクセスしなければいけない内蔵I/Oもあるので、BSET文、BCLR文の仕様が拡張されています。また、BTST系の関数もワードアクセス用、ロングワードアクセス用のものが追加されています。
・割り込みジャンプテーブルはなくなりました。割り込みが必要なら適宜CPUのVBRレジスタを設定してください。
・アドレスエラー、不当命令、スロット不当命令を検出します。
・現バージョンではキャラクタ液晶関係の文・関数は使えません。近い将来使えるようにする予定です。
H8とスピードを比べてみました。実行したのは以下のプログラムです。
10 S=0 20 FOR Y=1 TO 999 STEP 3 30 FOR X=1 TO 999 STEP 2 40 S=S+Y*32/X+SGN(X-Y) 60 NEXT 70 NEXT 80 ?S 90 END |
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H8/3052 クロック25MHz |
内蔵RAM:約38秒 |
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SH7050 クロック20MHz |
内蔵RAM:約18秒 |
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外付けRAM:約19秒 |
8ビットバス接続、アクセスタイム85ナノ秒 | |
SH7047 クロック49.152MHz |
内蔵RAM:約8秒 |
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外付けRAM:約9秒 |
8ビットバス接続、アクセスタイム85ナノ秒 |