現在、次の文・関数があります。なお、「超ミニBASIC for H8」の標準版のキャラクタ液晶表示用の文・関数はグラフィック液晶用に改変され、一部は削除されています。(たとえばINITLCD文は必要なくなったので削除しました)
キャラクタ表示用 |
LCLEAR文 |
グラフィック表示用 |
GCLEAR文 |
キャラクタ、グラフィック両用 |
COLOR文 |
液晶とは直接関係ないのですが、BASICインタプリタ自体も実験的にいろいろ機能UPしています。たとえば
こういった改善点は、安定して動くことが確認できしだい標準版のBASICインタプリタにも反映していく予定です。
現在、アセンブラソースのみダウンロードできます(まぁ、それをアセンブルすれば実行ファイルはできるのですが)。
書式:
キャラクタ画面を消去します。
標準版にあった<画面のサイズ>と<自動スクロールの有無>のパラメータは現バージョンではありません。画面サイズは40桁×5行に固定で、常にスクロールします。
書式:
カーソルを<X位置>,<Y位置>で指定された位置に移動します。現在、カーソルそのものは表示されないのですが、いずれ表示できるようにしたいです。
標準版にはあった<カーソル形状指定>は現バージョンではありません。
書式1:
書式2:
液晶画面に数値、文字列などを表示します。使い方はシリアルターミナルに表示を行なうPRINT文とほぼ同じです。PRINT文キャストなどもPRINT文と同じものが使えます。
書式:
液晶ディスプレイ上の、<X位置>、<Y位置>で指定される位置に現在表示されている文字コードを返します。
書式:
現在のカーソル位置を返します。式の値が0ならX位置、1ならY位置を返します。返ってくる値は、X位置は0〜39、Y位置は0〜5です。
普通はY位置として0〜4が返ってくるのですが、5が返ってきた場合は、「次になにか文字が表示されるとスクロールが行なわれる」という状態を表しています。
※グラフィック表示用の文では、座標値などの数値はー32768〜32767の範囲でなければいけません。範囲を越えているとILLEGAL FUNCTION CALLになります。
書式:
グラフィック画面を消去します。
書式:
<X位置>,<Y位置>で指定される位置に点を表示します。<色>を指定した場合はその色を、省略した場合はCOLOR文で指定したデフォルト色を使います。
書式:
<始点X位置>,<始点Y位置>から<終点X位置>,<終点Y位置>まで直線を引きます。<色>を指定した場合はその色を、省略した場合はCOLOR文で指定したデフォルト色を使います。
書式:
<始点X位置>,<始点Y位置>と<終点X位置>,<終点Y位置>を対角とする長方形を描きます。<色>を指定した場合はその色を、省略した場合はCOLOR文で指定したデフォルト色を使います。
書式:
<始点X位置>,<始点Y位置>と<終点X位置>,<終点Y位置>を対角とする長方形を塗りつぶします。<色>を指定した場合はその色を、省略した場合はCOLOR文で指定したデフォルト色を使います。
書式1:
書式2:
グラフィック画面に、グラフィックとして文字を描きます。色はあらかじめCOLOR文で指定しておきます。
書式1の場合は<文字列>を表示します。書式2の場合は、<式>が指定する番地にあるC言語風文字列(0で終わる文字列)を表示します。
書式:
<X位置>,<Y位置>で指定された位置のドットの色を調べます。白なら0、黒なら1が返ります。
書式:
LPRINT文で表示するキャラクタの色、及びグラフィック用の文で色指定を省略したときのデフォルト色を指定します。キャラクタ用の色としては0または1が有効で、グラフィック用の色としてはPUTTEXT文は0〜5、他のグラフィック用の文には0〜2が有効です。
なお、リセット直後はキャラクタの色、グラフィックの色ともに1(BLACK)になっています。
|
値 |
色名 |
解説 | |
キャラクタの色 |
0 |
WHITE |
黒地に白文字 | |
1 |
BLACK |
白地に黒文字 | ||
グラフィックの色 |
PUTTEXT文以外 |
0 |
WHITE |
白 |
1 |
BLACK |
黒 | ||
2 |
NOT |
反転 | ||
PUTTEXT文 |
0 |
WHITE |
黒地に白文字 | |
1 |
BLACK |
白地に黒文字 | ||
2 |
NOT |
文字部分を反転 | ||
3 |
NOT NOT |
文字以外の部分を反転 | ||
4 |
WHITE TRANSPARENT |
文字は白、文字以外は透過 | ||
5 |
BLACK TRANSPARENT |
文字は黒、文字以外は透過 |