Studio Siam






タイのお花
(No.1)
芸術的なマーライ


タイではこんな花輪を山積みにした屋台をよく目にします。
ジャスミンのつぼみをベースにバラ・マリーゴールド・千日紅等をあしらった花輪は
”マーライ”と呼ばれ、主に寺院や精霊祠にお供えする時などに用います。
屋台ではおばさんが(とも限らない)日がな一日細い針金のような棒に
それぞれの花を刺して 編み込んでいくのですがなかなか根気の要る仕事です。
丸いシンプルな物から手の込んだ素晴らしい物までお店によって特色があり
見ているだけでも楽しいです。
私などは宗教的使い道はないのですがお部屋のインテリアとして
思わず買ってしまうこともしばしば
ジャスミンのほのかな香りが心を和ませてくれます。



ホテルの池の
蓮のアレンジ


同じく屋台によくある蓮の花
日本では高級なイメージのあるこの花もタイでは1年中このように屋台で売られており
ごく普通に供花として用います。
これらの花びらを一枚一枚そっとはがして再び巻き込んだりして形作ってお供えするようですが
本当にタイ人の美的センス、そして手先の器用さには頭が下がります。
勿論その辺の池でも自然に咲いています。


(Mar.2002)

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