道具・材料


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 私がフィギュア作りに使う道具や材料です。以下に書くことは、あくまでも私の「我流」の使い方です。世間一般の常識とは多少違うかもしれません。

道具

デザインナイフ


 私にとって、最も使用頻度の高い道具。大まかな形から、細部に至るまで、私はほとんどこれで形を作ります。

スパチュラ


 デザインナイフが入らないような、奥まったところを削るのに使います。私の研ぎ方がヘタなせいかも知れませんが、切れ味はイマイチ。可能な限りデザインナイフを使い、やむを得ないときのみスパチュラを使います。
 なお、スパチュラにはパテなどが半硬化状態のときに押し付けて形を作る、という使い方もあるそうなのですが、私はそういう使い方をしたことはないです。

タジマのナイフ


 いわゆる「小刀」です。細かい加工には不向きですが、大きく削るときに使います。また、刃を交換するとノコギリ、スクレーパー、プラ板カッターに変身できるところがナイスです。

ヤスリ


 大まかに形を作るときに使います。ただし、大きく削るときはヤスリのみで削っていては時間がかかってしょうがないので、まずナイフ系の道具で大まかに削り、ヤスリで角を丸めるような感じで削ります。

ドリル&ピンバイス


 穴を開けます。

ブラシ


 ヤスリがけの後、粉を落とすのに使います。また、塗装直前のクレンザー洗いの時にも活躍します。別に歯ブラシの使い古しでもいいのですが、毛が柔らかいものでないとキズがつきます。



 言うまでもなく塗装に使います。ちなみに、私はコンプレッサやスプレーガンなど持っていないので、すべて筆塗りです。

クランプ


 接着剤が固まるまで部品を固定しておいたり、自立不能な部品を塗装した後塗料が乾くまで立たせておいたり、その他第3の手として臨機応変に使います。



材料

ポリパテ


 正式名称?はポリエステルパテ。模型店などで普通に手に入るのはワークアソシエーションかタミヤの物でしょう。ワークアソシエーションの物は黄色、タミヤの物は薄緑色に固まります。

 これを主な材料として作ります。主剤と硬化剤を混ぜた直後はカレールー状の流動物で、10分後くらいから硬化が始まり、数十分後に硬めのヨーカンぐらいの硬さなり、2〜3時間後にはカリカリに固まります。
 カレールー状の流動体で思い通りの形を一発で作るのは無理なので、最初余計に盛りつけ、硬化後削って目標の形に近づける、という感じで使うことになります。小麦粉を混ぜると粘土状になって造形がしやすいぞ、という噂もあるのですが、私は試したことはありません。大丈夫なんでしょうか? カビとか生えたらいやだなぁ。

エポパテ


 正式名称?はエポキシパテ。2種類の粘土状の材料を混ぜ、混ぜた後もやっぱり粘土状です。1時間後くらいから硬化し始め、完全に固まるのは半日後(ヘタすると丸1日後)くらいです。

 実はニルモちゃんを作るときには使いませんでした。最初、前髪のバナナ状の形を作るのに使おうと思っていたのですが、ためしに一度ポリパテで作って見たら思ったより簡単にできたので、結局エポパテにはお引き取り願いました。

 以前私がミリタリーモデラーだったころ、エポパテ派だったのですが、エポパテはとにかく固まるのに時間がかかりすぎます。粘土状のエポパテははじめからわりと目標に近い形が作れるのですが、それにしたって一発で目標通りの形などなかなかできるものではありません。結局気に入った形になるまで盛りと削りのくり返しになります。そういう場合、とにかく硬化時間が短いことが望まれます。
 私は平日は趣味に割ける時間は1〜2時間、長くて3時間程度です。硬化の遅いエポパテだと「練る→盛る→固まるのを待つ→削る」というサイクルが平日は1回しかできません。ポリパテだとそれが2〜3回はできます。

ラッカーパテ


 細かいキズや気泡を埋めるのに使います。ポリパテやエポパテのように化学反応で硬化するのではなく、溶剤が蒸発することによって硬化します。薄く塗れば数分で固まるのですが、ぼってり厚く盛ると内部の溶剤が蒸発せず、いつまでたっても固まってくれません。こういう特性ですから、メインの造形には使いません。

塗料


 私は水性ホビーカラーを使いました。専用の薄め液も必要ありませんし、使用後の筆は水洗いで済みます。

肌色について
 市販のプラモ用塗料の「肌色」は、「ロンメル軍団突撃戦車隊長」とかに使う色です。なんかくすんだような肌色で、アニメ調の女の子キャラの肌の色ではありません。私は結局白にオレンジ色を混ぜて肌色を作りました。



コーティングスプレー


 全体の塗装が済んだら表面保護とつや消し(人間の肌が、カーワックスかけた直後の車みたいにテカテカじゃ変でしょ?)のためにこれを吹き付けます。