Studio Siam









第2弾は映画












 在タイ中もよく映画を見ていましたが、タイへ行くと必ず映画を
チェックしています。

一昔 タイを舞台に日本でもちょっとしたブームになった
レオナルド・デカプリオ主演の”THE BEACH”なども
日本より半年も早く見てはほんの少しいい気になっていたのが
懐かしいです。

 タイでは映画館がそこかしこに有り、一般庶民の娯楽として
確立してはいましたが、そこへ私達外国人が見に行くには
かなり勇気がいりました。
基本的にタイ映画しかなく、ちょっと危なげ。
そんな時、今流行りのシネマコンプレックスなる映画館が
次々でき、どちらかと言うとタイの中流階級以上向けの
お値段・雰囲気で私達外国人も安心して行けるようになりました。
しかもタイ映画だけに限らず欧米映画中心で、
日本人にとってはことのほか安く(100〜120バーツ/約300円)
これを利用しない手はないはず。

 今回そんな中、かつてなかった程 話題になっている映画が
上映されました。
アユタヤ王朝時代に実在した王妃スリヨータイの半生を描いた
タイの歴史映画です。
4億バーツともいわれるタイ映画史上最高の制作費、
2年半という歳月をかけ、タイ史上最高のキャスティングともいわれ
それはそれは話題騒然。
歩道橋の垂れ幕、バス停の掲示板くなど いたるところに宣伝活動を
繰り広げ注目度NO.1

8月17日からの封切りでその日の夕方行ってみると
その日のチケットはすべてSOLD OUT
私の記憶ではそんな映画はこれらの映画館(エンポリアム内)
始まって以来なかったのでは・・・
仕方がないので翌日 夕方分のチケットを買いました。
                                                    
8月18日 いつものように上映時間ぎりぎりに行ってみると、
いつもは閑散としているロビーに人・人・人!
日本の満員電車さながら身動きできないほどで
(本当に大げさではないのです)焦ってしまいました。
でもそこは我ら日本人、ただひたすら待っていらっしゃる方々を
押しのけ前進あるのみ。
後で分かった事ですが2つの映画館で同時上映,
つまり終る時間も同じだったために一斉に観客が出口に押し寄せ、
これから見に行く観客と鉢合わせ
もう少し時間をずらすなど考えればいいのに・・・
とぶつぶつ言っていた私です。
始まったのは7時半、終ったのは11時過ぎと少々疲れましたが
これで300円はお得です。
と言っても映画は私の理解力では到底分からないタイ語、
英語の字幕を読むのに必死であまり画面を見ることができなかったので
機会があれば是非もう一度見たいものです。

 さて内容は上記の通り タイ人にとても人気のある王妃スリヨータイの話
たとえ、タイの歴史を知らなくても象を何十頭も使った戦争シーンは圧巻
また古のタイの暮らしぶり、タブーとされていた王室の生活を
垣間見る事ができ、映像もとてもきれいでこれからタイへ行かれる方は
必見です。
アユタヤツアーも今以上に人気になるのでは・・・                                         













































スリヨータイのポスター









































 バンコク市内を歩く出稼ぎ象
東北地方の森林伐採などの仕事が減ったため、
見世物として歩きにくいアスファルト、
排気ガスの漂う街中へやってきます。

これらの象もこの映画に出演したのでしょうか。


































バンコク郊外はこんな風景
 これなら象も似合うはず

(Aug. 2001)
  


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