Studio Siam




カービングコンテスト



 先日、日本よりずっと涼しいタイから帰ってきました。
タイでは今は雨期、そのため日本のようなカンカン照りではなくうっすら雲に覆われ、時々スコールに見舞われます。
スコール中はお茶でも飲んでいれば、すぐに止むのでかさ要らず、日本同様その後は涼しくなるので嬉しい雨です。

帰国と共に梅雨が明け、この厳しい暑さにビックリしています。


 さて本題に入りましょう。
今回の目的でもあるカービングコンテストは7月18日に行われました。


プロとアマに分かれて競われ、
アマ部門で日本人チームのマリサが優勝しました。
(残念ながら写真がボケてしまい作品をお載せする事ができません。)



        おめでとうございます。







タイでは年に数回このようなコンテストが催されていますが、日本人が参加するものは年に2回ほど。
数年前はこの会場がとても狭く感じられるほど盛況だったコンテストですが
久しぶりに見学すると参加者(チーム)が少なく、寂しい限りでした。
専門家によると毎回似たような作品ばかりになってしまうのが減少の原因なのでは・・・
とのご指摘もあるそうです。

ここタイではカービングの歴史はとても古いのですが、コンテスト形式で技術を競い始めたのは
まだまだ日が浅いそうです。
ところが始めの頃は競い合っていた技術もこの所出尽くした感があり、
素材こそ違えど 彫り方自体にさほど変化がないのが現状です。



プロ部門の優勝作品

タロイモで作った
芸術的な作品
企画を立ち上げてから完成まで
4-5人のチームで約2ヶ月かかったそうです。


今回も残念ながら目新しい彫り方は見当たりませんでしたが、フルーツの見せ方やアレンジの仕方などが
とても参考になりました。

日本で限られた時間、空間そして経費でやっている者としてあのようなスケールの大きい作品を
是非一度はやってみたいものです。


(July 2002)


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